THE MARTIANS evidence of life on the red planet |
ケドルラオメールの敗北は喜ばしいことと見られたけれどもー彼の恐怖のもとで住んでいる人たちにとってはそうだったー危険な出来事が地平線に気味悪く迫っていた。物語は神がーあるいは、多分、道徳主義の火星人の一団がーソドムとゴモラの人々の放縦なモラルと彼らの見たものによってどうしてますます立腹するようになったかについて語っている。そして、思い出されたい、我々は旧約聖書の神について話しているのであるが、それは新約聖書で記述されている神とは非常に違った仕方で述べられている。新約聖書の神は憐れみ深い存在の象徴であるのに対し、旧約聖書の神は、大規模に人々を殺すことに何の良心の咎めも持たない危険なかつ憎しみのために相手の命をねらう存在の象徴になっている。実は我々は男、女、子供のことを話しているのである。神の激怒の多くはソドムとゴモラの人々の性生活によって引き起こされたのである。同性愛は神によって咎められた、ソドミー19 ーこの用語は古代の都市 (ソドム) から直接生まれたーも同様に咎められた。お金のためのセックスや、今日、我々がフリーセックスのライフスタイルと呼んでいるものも 神の『リスト』に載っていた。神は都市の人々の忌まわしい生活と思うものを嫌というほど十分見た。ありがたい事に、今日我々は何千年も前の人々に比べて遥かに啓発された時代に生きているのだが。さて、我々はこの物語の本当に興味をそそる部分に入る。
19《同性間の性行為, 異性間の異常性行為; 獣姦》研究社新英和大辞典第6版