FORGOTTEN CIVILIZATION The Role of Solar Outbursts in Our Past and Future By Robert M. Schoch |
非常に具体的で深刻な心配は世界中でざっと435基の商業用原子力発電所 (合衆国で104基)、新たに建設中のもの63基、に関係する (数字はヨーロッパ原子力学会からの、2012年2月2日のもの; 多数の非商業用原子炉もある)。2011年3月の福島第一原子力発電所の災害によって証明されたように、電気が途絶え冷却ポンプがもはや原子炉を冷却できなくなったとき、原子炉はオーバーヒートして、実質的にメルトダウン (あるいは爆発) して放射性素材が環境に放出されることになる。深刻な関心になるのは現実の原子炉だけではない。消費される高濃度の放射性燃料ロッドは普通閉じ込め池の原子炉サイトに保存される。これらの池は常時冷却されねばならない。冷却システム能力を失うと普通の閉じ込め池は沸騰し、消費された燃料ロッドは超過熱されることになり、燃えて爆発するかあるいは爆発を引きおこすかして、環境に放射性素材を放出する (Stein 201233)。巨大な太陽爆発に直面すると、我々は即座に惑星中に数百個のチェルノブイリ型の状況に置かれることになり、おまけに大量の停電も起きて、この状況を現実的にどう処理して良いやら予知すらできない有様になろう。チェルノブイリレベルあるいは福島レベルの核災害を分離して述べようとするのは難しいことこの上もない!
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