FORGOTTEN CIVILIZATION The Role of Solar Outbursts in Our Past and Future By Robert M. Schoch |
中心のペアーの柱達は一般に南西方向に向けられている、まるで空の方に照準を合わせた筒を形成しているようである。注目すべきことに、囲い D の中心の柱達は腕と手を含んでいる、手は腹あるいは臍を抱えており、人間の形をした柱達が南を見ていることは明らかである67。囲い D の中心の柱達はベルトと腰布を着ている (私の目には、腰布は狐の毛皮で作られているように見える); 全体として、柱達は頭のない狩人を表している印象を私は持つ。しかしながら、中心の柱達の向きは囲いごとに変化している。囲い D では中心の柱達はおおよそ7度南東向きである。囲い C, B, A ではそれぞれ、おおよそ、13度南東向き、20度南東向き、35度南東向き、である (これらの測定は近似にすぎない、Peters and Schmidt 200468 の186ページに公表されているゲベクリ・テペのプランに基づいている)。これら変化する角度は、建造者達が星々を観察していて、彼等が何百年もにわたって特別な星々あるいは星の集団を追跡していた通りに次第に東に向く新しい囲いを建設していたことを示唆する。
67 訳註: ここまで読むと、本書のはじめの方で触れられた『モアイ像』を連想せざるを得ません!
68 同上