『THE COSMIC SERPENT DNA AND THE ORIGINS of KNOWLEDGE 』の翻訳 |
我々の前にある現実のものを見る仕方を知らないのなら、ましてやそこにないものを知覚する仕方は分らない。人が幻覚を起こす時、目に見える刺激の元は外部にはない、このことは、何故カメラが幻覚像を写せないのかの理由である、当たり前のことである。
不思議なのは、ほんの少しの例外4 はあるが、これらの基本的な事実が幻覚に関する何千もの科学的研究の中に触れられていないのだ; Origin and mechanisms of hallucinations のようなタイトルの本で、専門家達は部分的なかつ主に仮説の答えを出して、彼等はそれを複雑にされた用語で定式化して、客観的真理をなしとげた、あるいは正にそうしているところだ、という印象を与える。
4原註: 例外の中で、Hofmann (LSD, my problem child, pp. 28-29, 1983, Boston: Houghton Mifflin. ) はこう書いている:『我々は LSD 摂取によって超自然的結果が引き起される生化学的メカニズムはまだ分らない。』; Grinspoon andBakalar (Psychederic drugs reconsidered, p. 240, 1979, New York: Basic Books.) は幻覚剤の主たる影響についてこう書いている:『我々が引出せる唯一もっともな結論は、それらのサイケデリックな影響は、神経伝達者 5-ハイドロトリプタミン、セラトミンとも呼ばれる、が何らかの仕方で関係しているということだ。それ以上のことは分らない。』; そして、Iversen and Iversen (Behavioural pharamacology, 1974. Oxford: Oxford University Press.) はこう書いている:『我々はこれらのドラグのどれであってもその作用に対する科学的な基礎を驚く程無知のままである。』これ以下4行に渡って2件(いずれも共著)の文献が記されていますが、翻訳は省略します。