『JOURNEY OF SOULS』の翻訳 |
人間の形体から不意に離れることは、長い病気の後であっても、平均的な魂にとっては動揺が残ることになる、だからこれがまた死の瞬間に魂を去りたくなくさせるのかもしれない。魂のために普通 3日から5日の葬式の手配をすることについては何か象徴的なものもあることになる。魂というものは自分自身を見たいという病的好奇心を本当に持っていないのである、それは、霊界における感情はわれわれがここ地球上で経験するのと同じものではないからである。それでも、私は、魂の存在者達は肉体の時の人生の記憶に、生き残っている親戚や友人達によって与えられる尊敬を感謝することを見いだしている。
最後の事例で見たように、多くの魂達が肉体の死んだ場所を直ちに去りたいと思わない一つの基礎的な理由がある3 。これは霊界にさらに進んで行く前に愛した人を慰めるために精神的に接触したい願いから生じる。全く死んでしまった人達が自分の死で打ちのめされることはない、何故なら彼らは、地球上に残した人達は彼らに、霊界で再会し、そして多分もっと先の他の人生でも再会することになるのをよく分っているからである。他方、葬式で嘆き悲しむ人達は、一般的に永久に愛する人を失ったと思っている(から嘆き悲しむのである)。
3 訳註 可愛がっていたペットが死後現れることがある。私自身40代のとき、非常に愛していた私にそれこそぴったり寄り添ってくれた猫(メスの三毛猫12才)が死んだ時は余りにも強い思い出があるので、数日間悲嘆にくれました。数年後のことです、私のいない時ですが、私の長女(当時中学生)が『お父さん、ビチが帰っていたよ。階段にいたよ、少し舌を出して。でも、暫くして消えてしまったよ。』と言ってくれたことを思い出します。動物の霊界と人間の霊界とは違うと本書の著者は言っていまして、おいおい該当の箇所が出てくると思います。ペットを大事に可愛がっている人にとって、我々が霊界に行ったとき望めば即座に可愛がっていたペットが現れてくれるのはなんとも嬉しいことではありませんか。