『JOURNEY OF SOULS』の翻訳 |
以上は、深い催眠下で死の経験を再び体験している男性によって話された言葉である。彼の言葉は短い、興奮の炸裂になっているが畏れに満ちている、彼は、物質の体から新たに分離した霊魂の様なものを見て感じているが。この男性は私の依頼人であり私が丁度彼を、気持ちいいリクライニングシートに仰向けになったまま、過去世の死の場面を再生するのを手伝ったところである。ほんの少し前に、彼のトランス誘導の間私の指示に従って、この被術者は年齢退行させられて子供時代の記憶の中に戻っていた。彼の母親の子宮に入るように我々が一緒に作業するにつれて、彼の潜在意識の認識はしだいに一体化した。
私はそれから彼に保護シールドを視覚的に用いることによって霞の時の中にジャンプして遡る準備をさせた。彼がこの重要な精神的調整の段階を完成したとき、私は依頼人を仮想的なタイムトンネルを通って彼の地球での最後の人生に移動させた。それは短い人生だった、何故なら彼は1918年のインフルエンザの流行で突然死んだからである。自分自身が死ぬのを見て彼の魂が体から浮かび出るのを感じた時の最初のショックが少し消え始めるにつれて、私の依頼人は一層快く彼の心の視覚的イメージに順応する。意識の小さな部分、彼の心の批判的な部分は依然機能しているから、彼は自分が前の経験を再生していることが分る。この被術者は、若い魂であって誕生、死、そして再生のサイクルに慣れていないので、私の多くの他の被術者達にくらべて、普通より少し長くかかる。