『The Super Natural』A new vision of the unexplained の翻訳 |
寄せられた手紙で直ぐ気がついたことは、そのレポートの大多数が 1970年代のことだった、ということである。1930年代始めのものが少しあったが、70年代の期間が突出していた。1960年代と、80年代初めからの話は多くが 70年代より少なかった、そうして手紙は着実に減少傾向になっている。今、私のウエブサイトで、恐らく週に 2つまたは 3つの報告を得ている、しかも、またもや、それらの多くは 70年代に起こったことの記憶になっている。
すると (寄せられるレポートの大多数が 70年代の出来事で、その後減少している事実は) 我々が、移動して行ったなにものかによって、ともかくもアプローチされていた、ことを示すのだろうか? もしかしたら彼らは実際にエイリアン科学者で、ここで研究の結論を得たか、あるいはどこかもっと興味ある種に引き寄せられたのかもしれない。それとも Communion の本が引き起した最初の興味はすり減って、わざわざもうレポートする気はなくなっているのだろうか?
(気候が劇的に変動すると言われても) 不運なことには、我々は知ることができない、もっと多くの事実がなければできない、気候が劇的に変化しない限り、決して分らないだろう26 。しかし神話はそのようなものなのである。我々の恐怖は暗闇の中に生きている、しかも遠い昔、我々がそれらを調査分析した時代、の時から。私は共同研究によって、例えば、心理学者と神話者の間で、思索するに価する十分広いかつ客観的な現象についての見解に方法を指し示すことに最終的に成功することになるのを願っているのである。
26 訳註 (気候が劇的に変動すると言われても) の文章は私が挿入したものです。そうでもしないと原文の『Unfortunately, we cannot know, not without more facts, and unless the climate changes dramatically, we will never know.』の意味が理解されないと思います。これだと唐突な一文に見えます。寄せられた手紙の報告から、Whitley さんがここで突然『劇的な気候変動』の話を挿入するのはいささか突飛ではないかと思われますが、その時はたぶん『The Key』の訪問者(エイリアンではありません) の伝えた「地球が間もなくしかも突然氷河期に入り、北半球はほぼ全滅、地球人口が大減少する」話が Whitley さんの意識に上ったからだと思われます。こう解釈するとすっきりすると思います。