『The Super Natural』A new vision of the unexplained の翻訳 |
自分の経験にも関わらず、私は、非物質的な生命という考えは極めて受け入れ難いと思う。もしそれが存在するのなら、現実についての西洋の理解は、徐々に発展してきたけれども、かなり深刻な修正を要求することになる。けれども、意識は必然的かつ不可避的に永遠のものかもしれない、すると脳の外になければならないと示唆する幾つかの興味深い最近の議論がある。物理学者 RogerPenrose 博士と麻酔科医 Stuart Hameroff 博士は、意識は脳の機能の深いレベルの結果である、今日の科学で広く思われているような、脳で起きる膨大な数の計算の副次的結果ではないと示唆する論文を出版した。この理論では、指揮された客観的還元と呼ばれているが、意識は、非計算的な処理が細胞の微小管6 にあるキュービット7 によって形成される時に、生じるとされる。キュービットは、一つの状態だけを持つ古典的なビットとは違って、二つの状態、positional な状態 (一つの位置を示す) と superpositional な状態を持つ。sup-erpositional な状態とは、これが開くとその非局所的性質によって、潜在的に何処にでも存在する状態という意味である。この理論はまた、それが正しければ、意識は壊れることはなく永遠に存在する、故に脳が意識の元ではまったくなくて、むしろ、意識が物質界に浸透するのを可能にする一つの装置である、ことを意味している。
6【生物】《細胞で見られる直径 250 オングストロームの微小な管; 細胞の運動や形態の保持などに関係し繊毛鞭毛 (べんもう) 紡錐糸の構成成分でもある》研究社新英和大辞典第6版
7【理】《量子力学的な状態を利用することで 0 と 1 のほかそれらの重ね合わせの状態もとりうる情報素子。リーダーズ英和辞典第 3 版