HAMLET' S MILL の翻訳(『THE KEY』に関連して)#384 |
「恐ろしいファエトンの墜落の後に、秩序が再確立された時に、ジュピターはファエトンを『浄化した』、即ち、彼を星の中に馭者座(ギリシャ語で Hẽniochos、 Erichthonios ) として置いた; それと同時にエリダヌスも浄化された。」とこの様に伝説は主張する。マーニーリウスはこの出来事をほんの数行でほのめかしている、『世界中が火の海になったのである、そうして新しく灯された星達の中に あの輝かしき運命の記憶が保持されている。』と。Nonnos はもっと詳細な記述28 をしている(38.424-31):
しかし父親ゼウスはオリュンポスでファエトンを、戦車の馭者のように、決めて、Scharioteerを名前とした。ファエトンは、天空の、光を放射する戦車の輝くアームを握リながら、コースを出発する馭者の姿になっている、完全に星々の中にいるとき、また父の車に乗りたい気持ちが涌き出すかのように。火のついたたいまつの川もゼウスの同意を得て星空に達し、燃えるエリダヌスの曲がりくねる水流は星の円軌道の中を回転する。
28F. X. Kugler の Silbyllinischer Sternkampf und Phaethon (1927), pp. 44, 49. も参照されたい。