HAMLET' S MILL の翻訳(『THE KEY』に関連して)#380 |
以上とは別に、プラトンがティマイオス 22CE で示しているように、このような危機のあったことを彼は独立に確認している。ソロンと語るエジプトの神官は「ファエトンの伝説は『作り話の感がする;しかしその背後にある真理は、地球の回りを空で回転している天体が逸脱すること[ parallaxis]、そして、巨大な大火災によって地上にあるものが、長い間隔で発生する、破壊が起きるということである。』と述べている。これは明確な言明であり、オウィディウスや Nonnos に合致している。それは、ピタゴラス学派の伝統:「アリストテレスは我々にそう言っている15 」と関連がなければならないので、そうあって然るべきであるが。
15Meteorologica 1.8.345A:「所謂ピタゴラス学派は二通りの説明をする。ある者は、天の川は伝説にあるファエトンの墜落した時代の星の一つが通過した道であると言う;他の者は、それは太陽が嘗て移動した円周であると言う。そしてその一帯は焼け焦がされていたか、あるいはそのような天体の通過した結果として何らかの具合に影響を受けたと考えられている。』また、H. Diels の Doxographi, pp. 364f = Aetius III.1 も参照されたい。(古典作家達が出来る限り偽知識人と冠されないようにまだ執心していなかったその昔、プルタークがそうだった。De placitis 3.1)