2015年 11月 17日
HAMLET' S MILL の翻訳(『THE KEY』に関連して)#330 |
翻訳続き#330
さて Sigu は二個の木ぎれを一緒に擦り火を起こしたが、最初の火花を造ったとき、彼は偶々遠くを見ていた。そのとき背の低い七面鳥はその火花を蛍と間違え、それを貪り食って飛び去った。火花はその食い意地のはった鳥の食道を焼いた。この理由で、七面鳥は今日まで喉に赤い肉垂れを持っているのである。
鰐はその当時までは、だれも傷つけることなく、立っていたのである;しかし鰐はある理由で知られていない性格をもっていたので、他のすべての動物は、鰐が火花を盗んで呑み込んだと責めた。鰐の顎から火花を取り戻すために Sigu はその鰐の舌を引き裂いた。この理由で、正にこの日に至るまで鰐は話しかける舌を持っていないのである。
(原註 W. H. Brett, The Indian Tribez of Guiana (1868), pp. 378-84;Sir
Everad F. im Thurn, Among the Indians of Guiana (1883), pp. 379-81(qu-
oted in J. G. Frazer, Folkore in the Old Testament[1918], vol. 1, p. 265 )
by bbex243054
| 2015-11-17 12:05
| 科学
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