2015年 07月 23日
HAMLET' S MILL の翻訳(『THE KEY』に関連して)#49 |
翻訳続き#49
ちょうど、マーリン(訳註 アーサー王を助けた有徳の魔法使い・予言者)の予言によれば、アーサー王は本当は死んだのではなくて秘密の湖に生き続けているように、バルバロッサに仕えていたヴィテルボ(訳註 イタリア中部 Latium 州の町)のゴドフリーのみが『本当の』版を持って来ているのである。それは不思議なことには古い言語で保存された正統派の古来学者によって支持されてきた版である:皇帝は引退した世界の支配者達のいる青白い深海の深くで眠り続けている(11章と appendix #33 参照)。
勿論、コンスタンチン皇帝
は茶色の両拳であるかあるいは・・・
神話とお伽噺の間に一つの区別が現れ始める。ハムレットは真正の神話、普遍的な神話の見地から自らを表しているのである。彼は今日でもそのとおりである。ところでオマールカイヤームは彼の時代の最も偉大な数学者、後にグレゴリー暦として採用されたものよりも遥かに正確であることになったリフォームされた暦の立案者、徹底的な懐疑と深遠なスーフィー教徒としての知性がともに共存出来た知識人、であった。彼はジャムシードの7つの輪の取り巻いたカップは失われていないことを全く十分に知っていた、なぜかといえば、それは、ちょうどジャムシードの魔法の鏡が全世界を映し続けているように、ジャムシードが統治している7つの惑星の円軌道を表しているからである。その鏡は天空そのもののことだから、全世界を映し続けるのである。しかしそれらを玉虫色の秘密のままにしておいたのは自然なことである。何故なら、それらは生きている現実だからである、プラトンの「はずみ車」や「心棒の必要性」のように。あるいはハムレット自身のように。
訳註「はずみ車」や「心棒の必要性」については、プラトンの『国家(下)』岩波文庫の404頁をお読みください。それは「エル」の物語、死後の世界の話のなかの重要な部分です。意味深長な部分です。興味を持って読んだことが学生時代の若い時にありましたが、それがここに出て来るとは全く驚きます!!
by bbex243054
| 2015-07-23 16:31
| 科学
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