2015年 07月 07日
HAMLET' S MILL の翻訳(『THE KEY』に関連して)#16 |
翻訳続き#16
だれか盗聴者に聴かれることを恐れて、彼はまずいつものように愚かな振る舞いをした。うるさい鶏のように両の翼をパタパタするのをまねて両腕を叩きながら鳴いた。それから藁の上に股がって体を揺らして何度も何度もジャンプを始めた。何かがそこに隠れ潜んでいるか試そうとしたのである。足下に塊を感じたので、彼はその場所に剣を駆使して、隠れている何者かを突き刺した。そうして彼はその男を隠れている所から引きづりだして殺害した。それから、その男の体を小片にカットして、それを沸騰する湯の中で煮た。そしてそれを豚が食べるように開いた下水溝口に放り投げた。その不運な手足は悪臭のする沼地に撒き散らした。このように賢明に罠を逃れて、彼は部屋に戻った。すると母親は大きな声で泣き叫び息子の愚かさを彼の面前で嘆き始めたが、彼はこう言った:『女の中で最も恥ずべきけしからぬのはあんただ!あんたはそんな嘆き方をしてまであんたの最も重い罪を隠そうとするのか?姦淫者の如く戯れながら、あんたは夫婦生活という不正で忌まわしい生活に入ってしまったんだ。あんたの夫の殺害者をあんたの乳房で抱きしめながらね!・・・・』かくの如き迫り方で彼は母親の心を掻き乱して彼女に名誉を回復して美徳ある道を歩むように伝えたのである。
Fengöが戻った時、彼に背信的監視を提示した男をどこにも見つけられなかった。・・・Amleth は、他の者たちのいる中で、彼とちょっとでも出会わなかったか冗談だといいながら訊かれた。すると彼は、そいつは下水溝に入ったが、底に転落して堆積した汚物で窒息死し、そのとき回りにいた豚たちに食い尽くされた、と応えた。この話は聞いた者すべてに馬鹿にされた;なぜならそれはナンセンスに思われたからである、本当のことが告白されたのであるにもかかわらず。
Fengö は今や、この義理の息子は確かに狡猾なやつだ、殺してやりたいと思ったが、Amleth の祖父 Rorik ばかりではなく自分の妻にも不快をもたらすことを恐れた。そこで彼は、イギリス国王を彼の殺害に利用しよう、別の者がそれを出来るようにする、そうすれば自分には罪はないと見せかけられる・・・
Amelth は、出発にあたって、結んだタペストリーをホールに掲げること、出発から一年間彼の葬式をしているふりをすること、を母親に密かに命じた;彼は一年後に戻って来ることを約束して。
その時Fengöの二人の家臣が、木片に彫られた手紙を携えて、彼の伴をした。・・・この手紙は英国王のもとに送られた若者の殺害に加担さすものだった。彼らが睡眠している間に、Amleth は彼らの金庫を探し手紙を見つけて、そこに書かれた指示を読んだ。表にある書き物を全て消し去り、新しい文字で書き換えた。彼の死を従者達の死に変えた趣旨にしたのである。彼は彼の死の文面を除き従者達の殺害の文面にしたばかりではなく、英国王が、彼の娘が、Fengö が王に送っている大きな判断力を持つ若者と結婚するのを認めて欲しい旨の項目を付け加えたのである。これには Fengö の偽のサインが刻印された。
さて彼らがイギリスに到着した時、外交官達は国王のもとに行って、彼に、Amleth 殺害の履行だと、実際は自分たち自信の殺害の履行の知らせになっていたのだが、彼らの思っていた手紙を差し出した。国王は真実を隠し、彼らに心からの饗応を行った。そのとき Amleth は華麗な王室の全てのごちそうを庶民の食品のように鼻であしらった。さらに非常に不思議そうに自制しながら潤沢な供宴を謝絶した。飲み物を、ごちそうすらも差し控えた。すべての人が、若い異国の者が注意深く料理された王室の食事というおいしいものや用意された贅沢な宴会を軽蔑したのには、驚いた。まるでそれが何かしら田舎者の趣向であるかのように。それで、祝宴が終わって国王が友人たちを去らせている間に、王は、一人の男を密かに寝室に客人達の深夜の会話を聞くために、送っていた。さて、Amleth の同伴者たちが、何故昨晩のごちそうをまるでそれが毒であるかのように控えたのか、と彼に尋ねると、パンは血の斑点で汚染されていた;リキュールには鉄の強い香りがあった;一方ごちそうのミートからは人の死体の悪臭が放たれていたし、さらに一種の死体安置所の香りの風味が混入していた、と彼は答えた。さらに彼はこう言った「王の両目は奴隷の目だ、しかも王妃の振る舞いには奴隷の女の仕草が3つあった。」と。こうして彼は、供応者にふさわしいたいしたごちそうではないと無礼な毒舌で、悪口を言ったのである。すぐさま同伴者たちは、彼の昔からの機智のなさを詰って、多くの無礼なあざけりで彼を侮辱し始めた。・・・・
by bbex243054
| 2015-07-07 15:05
| 科学
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