2015年 06月 11日
WHITLEY STRIEBER氏の著書「THE KEY」 翻訳 #244 |
翻訳続き#244
それは人間には新しい全く予想もされていない未開拓地があることを教える真に巨大な保証である。彼が『世界(worlds)との間に今あるベールは落とすことが出来ます。』という時は、生者と死者の間にある壁のことを言っているのである。このことは、『未発見の国』と言及していることから明らかである。それは暗に有名なハムレットの台詞を仄めかしている。シェークスピア劇の第 II 幕第3場の『死後の何かしらの恐怖、その国境からはだれ一人として旅人の戻って来ない「未発見の国」・・・』の台詞。
「万能マスターキーを持つ方」は死者の世界を明確にかつ親密に分っていた。彼は、我々の歴史に与えた死の結果について語った。例えば、彼が、ヨーロッパのユダヤ人達が殺害されたことによって、如何に我々の科学の進歩が致命的に打ち砕かれたのかを説明した時にである:
『ホロコーストは、最も知的能力あるメンバーの余りにも多数を殺したので、人間の種族の優れた知性の持ち主を減じたんだね。だからこそ、君たちは発明後75年経っても未だにジェット機を使っているのだよ。虐殺されたユダヤ人のカップルの子供が生まれなかったから、君たちは重力の理解が出来ていないのだね。その子が重力の秘密を解明することになっていたんだ。しかし、その子は生まれなかった。』
これは、私が一生のうちで聞いた最もショッキングな言明のうちの一つとなった。それは、我々が自らの行動の影響を本当に理解することが出来る時に、完全に新しいモラル秩序が生まれることを意味している。その時は私自身はこう思った:「我々にはそれの責任はない。それは、我々のコントロール出来ない歴史的力の結果なのだ。」と。彼は直ぐにそれに同意して、こういう言い方をした、「我々の現在の状況は罰ではなくて単なる不可避の歴史的事件の結果である」と。
しかし、彼は、我々が通常それから我々自身を遠ざけているスケールで頭をがーんと殴られたようなビックリする程に個人の責任を嘆願した。彼の貧者や汚れなき人に対する嘆願は私を奥深くまで感激させた。私はその瞬間を決して忘れないだろう:
『このことは覚えておきなさい:君たちのどの人も、ひたすらかつ完全に、あらゆる他の人たちが裕福になる責任があるということを。だから、リベリアで子供が一人飢えているときはね、Whitley、君は個人としてひたすら彼の責任を負っているのだよ。』
by bbex243054
| 2015-06-11 09:41
| 科学
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