2015年 05月 21日
WHITLEY STRIEBER氏の著書「THE KEY」 翻訳 #161 |
翻訳続き#161
「あなたの仰っていることには、何か極めて法外なことが隠されているようにおもわれますね。こう仰っているのですか、人間の堕落は地球に生命が出現したときにあったと?これで正しいですか?」
正しいよ、ただしそれは、三次元的見解だね。もっと言葉を増やして言えば、三次元的ヴィジョンの限界によって制限された見解だね。二次元の存在は個体をどのように類推してみるかを思い出してごらんよ。そのような存在が閉じ込められている平面が有るとして、その平面をボールが通る時に、その存在には本物の形は見えないだろう、いやむしろボールがあるなんて考えられないだろうね。定義上、二次元の存在は見上げることは出来ないよね、出来るとしたらそれは三次元のなか入ることになるからね。それが見るものは、常にまっすぐ前方を見るので、一直線になってゆき、それからゆっくりと再び一つのドットに収縮しそして消えてゆく、一つのドットだろうね。ボールの真の性質は理解されないね、決して。何故ならね、そもそも二次元の存在の精神構造には個体という概念がないのだから。
「頭が悪いと思われたくないんですが、あなたは私の質問に答えられていないと思います。」
推論すれば十分じゃないかね。
「そ、そりゃあないでしょう!」
地球に生命が出現することと人間が堕落することはね、同じことが2つの表現になっているだけなのだ。まずそのひとつめ:時間の外側ではね、あらゆる事象は一つ、なのでそれらは同時に起きるんだ。それらが「起きた(have happend)」というのではなくてね、それらは「常に起きている」ということなのだ。どの瞬間も永遠なのだ、死んだ後に思い出して記憶の中に生きるようにね。君たちを満足させて運命を達成する人生を送る重要性は、その時にね、分るよ。何故なら、君たちのしたことはすべてどれもね、君たちの意識の中にいつでも直ちに現れるからだよ。次にふたつめ:御言葉が出現したのだ、即ち、あらゆることは、生存闘争する必要のある物質界の立場に置かれて具体的な形(form)と成るように、との言葉がなされたのだ。御言葉が肉と成ったときは、それは脆いものと成った。物質界の存在が闘争しないと、君たちは死ぬ。だから、君たちは委ねることが出来ない。そうだからといって、真に委ねなければ、堕落を止めることは出来ない。自然に逆らって闘争し続けると、君たちは死ぬことになる。しかしまた、闘争しなかったら、君たちは死ぬことにもなる。これこそがね、物質的な形にあれという御言葉の悲劇なんだね。そして、人間の本質的な問題なのだよね。それは君たちが解決しなければならない問題なのだ、もし君たちが絶滅を避けようとするならばね。
by bbex243054
| 2015-05-21 15:20
| 科学
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