2015年 04月 25日
WHITLEY STRIEBER氏の著書「THE KEY」 翻訳 #20 |
翻訳続き#20
炭酸ガス(二酸化炭素)のレベルが上昇して温暖化が始まる。それによって永久凍土層が溶けて来る。これに伴って空中には大量のメタンガスの塊が放出される。このメタンは地球大気に、震えるくらい恐ろしい程の温暖層を作る。そうして、地球の温度が劇的に上昇する。この結果、極の溶解と溶けた水の海洋への流入が、急速に起きることになる。真水が温度を高めたり下げたりするスピードは海水のそれをはるかに上回るから、北から南までの水温差が生じる。そして、 Gulf Stream(湾岸流)として流れている暖流が北にながれることで起きる自然のヒートポンプ効果が弱まることになる。その結果、突然それがストップする。この時同時に、炭酸ガスとは違って発生したメタンは極めて急速に分解し消滅する。かくして極めて急激な気候変動、すなわち、まず極端に暑い状態から始まって極めて冷たい状態に移るという大シフトしかもそれもごく短い間で起きる変化、がおきるのである。
by bbex243054
| 2015-04-25 10:37
| 科学
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