『THE COSMIC SERPENT DNA AND THE ORIGINS of KNOWLEDGE 』の翻訳 |
現在では、DNA は幻覚剤の科学的議論の部分にはなっていないが、それが何時でもそうだったというのではない。1960年代末に、LSD を気楽に広範囲に使用されることについての不安が、幻覚剤は『染色体を破壊する』という噂を作り出した。その結果おきるヒステリーで、あらゆる種類のぞんざいに思いつかれた実験がその思い込みを確かなものにしたと思われる。例えば、研究者達は3000個以上の LSD 錠剤に等しい量の LSD を妊娠4ヶ月のメスの猿達に投与した; 生まれたとき、一匹の赤ちゃん猿は死産、他の2匹の赤ちゃん猿は『顔に形状が損じた』、そして4匹目の赤ちゃん猿は1ヶ月後死んだ―これらのメスの猿達が深刻かつ不必要な処置をされたことを に示したのだ。他の研究者達は、細胞の核から抽出されて試験官に置かれたむきだしの DNA がLSD や他の幻覚剤の分子を引きつけることに注目した; 彼らの計算によると、これらの分子は2重螺線によって形成された梯子の横棒の間に挿入して、そこで有名な『染色体破壊』を引き起こした18。(その後、むき出しの DNA がこんなふうに数千の物質を引きつけることが指摘された。)
18原註: LSD を大量に投与した動物実験の結果や LSD の適度の投与は染色体に異常をもたらさない結果等についてほぼ1頁にわたる注目すべき原註ですが翻訳は割愛します。