『THE COSMIC SERPENT DNA AND THE ORIGINS of KNOWLEDGE 』の翻訳 |
maninkari がタバコを好むという考えは私に常にこっけいに思われた。私は『精霊達』を素材の物質を実際に楽しむことはできない架空のキャラクターだと考えた。タバコを吸うことは悪い習慣であるとも考えたし、精霊達は(存在するのだから)人間と同じ類いの習慣性の行動で悩むのだ、なんてあり得ないと思われた。それでも、私はそのような疑いに私が身をまかすことは止めて、シャーマン達の言葉の文字通りの意味に注意を払うことにしたし、シャーマン達は、精霊達はタバコに対して殆ど貪欲な渇望を持っている、と無条件に言っていたのである2 。
2原註: Wilbert (1987. 訳註: 引用文献は省略します) はこう書いている:『いずれにしろ、タバコの欲求は超自然の飢え感覚の徴候であると考えられ、広く霊界でタバコを使用している者達から伝えられている。自分専用のタバコを持っていないので、彼等が人間に引き寄せられるのは、タバコの煙の香りとかタバコの芳香をただ楽しむからではなくて、もっと基本的なのは、食べたいとか生き残りたい、と思うからである。不運にも、民族誌学上の文献を精査しても、その考えが西洋の観察者にとってさほど珍しいことではなかったら、あるいは研究者達が先住民のイデオロギーを普段よりもっと深く理解することに成功していたら、我々は、精霊達のタバコに対する偏好の、謂わば、背後にある存在理由についてもっとしばしば学べただろうという印象を与える。民族誌学上の記録は不十分であるが、霊的食料としてのタバコは、それでも、南米の低地で相当の数の、広範囲に広がっていてその見解が亜大陸で長年の見解であることを示唆するに十分多数の、社会に対して記録されている。』