『THE COSMIC SERPENT DNA AND THE ORIGINS of KNOWLEDGE 』の翻訳 |
この世のあらゆる細胞は DNA を含んでいる―動物、植物、あるいはバクテリアであれ―そしてそれらはすべて塩水で満たされている、その中で塩分の濃度は全世界の海の塩分濃度と同様である。我々は泣いたり汗をかくと本質的に海水を出す。DNA は水に浸っている、そのことが2重螺線の形をつくりあげるのに決定的な役割を果たしている。DNA の4つの要素(アデニン、グアニン、シトシン、チミン)は水に不溶性なので、それらは、梯子の段を作るためにペアーで結合している分子の中心にくるみ込んでいる;その際、それらは取り囲む水分子との接触を避けるために捩じれて螺線形の積み重ねになっている。DNA の捩じれた梯子の形は細胞の水の環境の直接の結果である9。DNA は丁度神話の蛇がするのと同じように、水と一緒にふるまっている。
9原註: 大抵の細胞は70~80%の水を含む。 Margulis and Sagan (訳註: 文献は省略します)によると:『海水と血液の両方にある塩分濃度は、あらゆる実際上の目的から、同一である。我々の組織にあるナトリウム、カリウム、塩化物の割合は面白いことに世界中の海水のそれと類似している。・・・我々は基本的に海水を、汗で出し、泣いて出すのである。』水がなければ、細胞は機能することができない;De Duve はこう書いている:『最も過酷な状況にあるバクテリアでさえ自分の回りにいくらかの湿気を必要とする。それらは完全な乾燥を生き延びられるが、休止状態になっているだけであり、それらが水によって覚醒されるまであらゆる活動のプロセスを止めている。』水と DNA の2重螺線形の関係については、Calladine and Drew (訳註: 文献は省略します)を見よ。彼らはこう書いている:『我々は DNA が4要素の難容性によって螺線形をどの様に形成するかすぐさま見れる。』