『THE COSMIC SERPENT DNA AND THE ORIGINS of KNOWLEDGE 』の翻訳 |
このシャーマン達はあらゆる生命体に共通な生きたエッセンス(あるいは精霊、あるいは本源)の存在を、疑いを取り除くような一貫性で、主張する。例えば、ペルーアマゾンのヤミナフア族の協力で、グラハムタウンスレーはこう書いている:『ヤミナフアシャーマンの知識の全分野に浸透している中心的なイメージは『ヨシ』―精霊あるいは生きたエッセンス―のイメージである。ヤミナフアの思想の中で、この世のあらゆるものは命を持っていて、『ヨシ』によってそれらの特別な質があたえられている。シャーマンの知識は、とりわけ、この存在達の知識であり、シャーマニズムが要求するあらゆる力の根源でもある。・・・・人間と人間でないものの基本的同一が形となって現れるのは『ヨシ』の考えによってである4 。』
4原註: 引用はタウンスレー(1993. Song pathas: The ways and means of Yaminahua shamanic knowledge.L’Homme, 126-128(2-4): 449-468)からのものである。ayahuasqueros は一般に植物の本源、あるいは生きたエッセンスを彼らの知識の源泉であると考えている。ショメイユ(1983. Voir, savoir, pouvoir. Le chamanisme chez lesYagua du Nord-Est péruvien, Paris: Editions de l’Ecole des Hauts Etudes en Science Sociales.)はヤグアシャーマニズムに関してこう書いている:『どのイニシエーションも幻覚剤植物、あるいはそのようなものと考えられる植物の摂取から始まる、それによって初心者は目に見えない世界がわかり、存在する者と物のエッセンスである『レヌリア』を見る、とりわけ知識の真の保有者である、植物の母(本源)を見ることになる。知識にアクセスするプロセスで幻覚剤が重要であることが明らかにここに立証されている;それらがメインの方法である。そのようなセッションの間で、初心者は、指示を与えるシャーマンよりもっと多く、知識を自分に伝達してくれる本源にコンタクトするのである。』この本源に関して、ショメイユはこう書いている:『生きているすべてのもの、「シスカティア(生きているもの、の意味)」はエッセンス、「ハムヲ」、あるいはシャーマンがその上で活動できるところの本源を持っている。これに反して、それを持たないすべてのものは「ネ シスカティア(生きていない、生命のない、の意味)」である。』ルナ(1984. The concept ofplants as teachers among four Perivian shamans of Iquitos, Northeast Peru. Journal of Ethnopharmacology, 11:135-156.)はイクゥイトスの町の「ヴェジタリスタス」に関してこう書いている:『4人の情報提供者全員は、植物の精霊達が彼らの知っていることを自分達に教えてくれたと主張する。』レイチェル-ドルマトフ(1978. Beyond the Milky Way:Hallucinatory imagery of the Tukano Indians. Los Angeles: UCLA Latin American Center.)によると、ツカノ族は彼らの知識を幻覚世界から得ている。ゲブハール-セイヤー(1986. Una terapica estética: Los desenos visionariesdel ayahuasca entre los Shipibo-Conibo. América Indíıgena, 46(1): 189-218; 1987. Die Spitze des Bewusstseins:Untersuchungen zu Weltbild ind Kunst der Shipibo-Cobino. Hohenschäflan: Klaus renner Verlag.)はシピボ-コニボの中の同じことを報告している。精霊、本源、生きたエッセンスのもっと一般的なことに関しては、Dobkin de Rios(1973.Curing with ayahuasca in an urban slum. In itHallucinogeic healing in the peruvian Amazon. Prospect Heights,IL: Waveland Press.)、Chevalier(1982. Civilization and the stolen gilt: Capital, kin and cult in Eastern Peru.Toronto: University of Toronto Press.)、 Baer(1992. The one intoxicated by tobacco: Matsigenka shamanism. InPortals of Power: Shamanism in South America, E. Jean Matteson Langdon and Gerhard Baer, eds., pp. 79-100.Albuquerque: University of New Mexico Press)、 Illius(1992. The concept of nihue among the Shipibo-Coniboof Eastern Peru. In Potals of power : Shamamism in South America, E. Jean Matteson Langdon and GerhardBaer, eds., pp. 63-77. Albuquerque: University of New Mexico Press) を見よ。