『JOURNEY OF SOULS』の翻訳 |
我々は合衆国の両端に二つの実例を持っている。アウマクア3 はハワイの人達の人格神である。ポリネシアの人達は、自分達の先祖が生きている家族のメンバーに人格神の関係を持つ(人間、動物、あるいは魚として)ことが出来ると信じている。幻視と夢の中で、アウマクアは個人を助けたりあるいは叱責することができる。アメリカ北東部では、イロコイ族4 の人達はオレンダ5 と呼ばれる人間の内部にある霊的力を信じている、その力は高位の人格的な精霊オレンダと結びついている。この守護者は個人に向けられた邪悪で傷をつける力を防ぐことが出来る。ガイドのように機能する魂の観察者という概念は多くのアメリカ原住民文化の信仰体系の一部となっている。南西部のズニ族6 の人達は人格的な存在となる神のような存在達の神話に口承伝説を持っている。それらは『人生の道のマーカーかつ保持者』と呼ばれており、魂の世話人と考えられている。世界中には、(キリスト教の)神以外の何者かが、魂達の為に人格的に仲裁するために彼らを観察していると信じる文化が他にもある。
3 Aumakua
4《今は米国 New York, Wisconsin 両州に残っている北米先住民》新英和(第7版)・和英(第5版)中辞典
5 Orenda
6《米国 New Mexico 州西部に住む Pueblo 族に属するアメリカインディアン》研究社新英和大辞典第6版