『JOURNEY OF SOULS』の翻訳 |
かなりの人達が信じていることに反して、魂達は、一度肉体が死んでしまうと自分の体に起きることに殆ど興味をもたないことがしばしばである。これは個人的な状況や彼らが地球に残す人達に無関心ということではなく、最終的に肉体は死ぬことを魂が認めているということである。彼らは霊界の美に急いで道を進めることを望むのである。 しかしながら、地球の数日間、葬式の後まで自分の死んだ場所のまわりをうろつきたいと思う魂がほかに多数いる2 。時間は魂達に対しては速く進むと思われ地球上の日々は彼らにはほんの数秒にすぎない。彷徨い回っている魂には様々な動機がある。例えば、殺害されたとかあるいは事故で思いもよらず死んだ人の中にはすぐに去りたくない、と思う人がいる。私はこのような魂が途方に暮れるか怒りに燃えているかしていることが頻繁にあることを見つけている。魂の浮遊症候は特に若い人達の死んだ時におきているのは事実である。
2 訳註 私が30代のときのことです。当時懇意にしていたおばさんが、ご主人(元市議)が亡くなった時の会葬写真(プロの写真家の撮影したもの)を見せてくれました。何とその多数の参列者が並んだ場面をとった写真の中に、そのご主人の非常に親しかった友人の背中の後ろから首から上を出しているご主人の姿が写っていました。さらに、ご主人の亡くなった翌朝早くに近所の方が、ご主人が大事にしていたさつきの花を見入っているのを見たので、その方はまさかご主人が亡くなったとは信じられないと言っていたこともおばさんから知らされました。