『JOURNEY OF SOULS』の翻訳 |
私の2番目の事例は我々を Case 1 の事例よりも死の経験の中にさらに連れてゆくことになる。この2番目の事例の被術者は60才代の男性であるが、彼は、1866年ワゴン車列を襲ったカイオワ族1インディアンによって殺されたサリーという名前の若い女性として死んだ出来事を私に描写した。この事例と Case 1 は直近の過去世の死の経験を説明しているけれども、最近のことであるから歴史上にある特別な死の年代が特別関連することはない。私は、まのあたりに見るような霊界あるいは学んだ教訓の質に関して、古代と現代の時代の間に意義ある違いはないことを見いだしている。
私はこうも言っておくべきである、トランス下にある平均的な被術者は多くの過去世の年代と地理学上の位置に的を絞る神秘的能力を持っていると。これは人間の文明の、国境と場所の名前が今日あるのとは異なっていた、初期の時代であってもその通りである。昔の名前、日付、そして位置は各過去世で容易に思い出されるとは必ずしも言えないようだが、霊界に戻ることとその世界の生活についての描写は一貫して生き生きしたものになっている。
1Kaiowa:《米国の平原インディアンの一部族; 今は Oklahoma に住むが, 以前は Kansas, C-olorado, New Mexico などの諸州に住んだ; アパッチ, コマンチの諸族と共に最も白人を悩ませた》研究社新英和大辞典第6版