『The Super Natural』A new vision of the unexplained の翻訳 |
けれども、それにはそれ以上のことが多くあるのかも知れない。我々は、その中で自分自身が生きていると思う現実の真の性質を理解する以上にはこの物質的宇宙と我々の関係を理解していないかも知れない。私が何故そう言うのか、その理由は:非常に多くの我々の初期の文化が神話学の中に人間の起源を星々の中に含めていた、あるいはそれらに戻る手段を含めていた、または両方とも含めていた、からである。
例えば、大ピラミッド近くの花崗岩採掘場で発見されたエジプトのクフ王の『太陽の船』はファラオの魂を天に向かって―即ち、天体に、多分銀河がナイル川と一列になる時―運ぶ意図で作られていたようである。同様に、私の古くからの友人 Jim Zin-tgraff が 50年前ペコス川近くの家畜農場で発見した、南テキサスにある『白いシャーマン (White Shaman)』は類似の信仰を示唆している。この「白いシャーマン」はアメリカのロックアートの最も優れた例の一つであり、魂達を空の方に、明らかに銀河の方に、指図しているシャーマンを描いている。だから魂は空に上昇出来るというこの考えは非常に広く広がっていると同時にかつ非常に古い、「太陽の船」や「白いシャーマン」がどちらもおよそ4000年の古さであるのと同じくらい古い、と思われる。
Carolyn Boyd は、彼女の本 Rock Art of the Lower Pecos の中で、「白いシャーマン」を描写して解釈をしているだけではなく、それをその地域一帯にある全てのロックアートの背景の中で正しく理解させている。