『The Super Natural』A new vision of the unexplained の翻訳 |
しかしながら、時々、還元者たる「body-brain (体の一部を構成する脳)」は障害が生じるか一時的に抑制される。意識のフィルタリングまたは還元化は全く機能せず、正常のときはシャットアウトされている他の形態の心あるいは別次元にある意識、恐らく他の種族あるいは生命形態かもしれない、がその時ひょいと入ってくる。極端な場合には、宇宙 (the cosmos) そのものが突然現れてそこが宇宙になったと思われるかも知れない。おそらくそうなのかもしれない。
いずれにしても、そのようなモデルは確かに何故超自然のように思える自然界の経験がこれほどしばしばトラウマ、病気、苦悩、死、にあるいはそのあたり (すべて、体の一部を構成する脳のフィルター機能が障害を生じているか抑制されている状況) に存在するのかを全く容易に説明してくれる。それはまた何故テレパシーが悲哀 (pathos) で終わるのかも説明してくれる―全く深刻な苦悩になっている時に、深い愛情に包まれた二人の間にはテレパシー伝達が一瞬に起きることがしばしばある)。それはまた何故それ以外の人達が皆一様に自然界だけを経験するのかも説明してくれる: 組織器官はまだ障害が生じるとか破られているところになっていない、ということだ。これは悪いことではない、勿論だ。それは単に、体、文化、そして自我がすること、しなければならないことである。それらは、我々が小さな社交的自分になれるように、我々でいられるように、心の多くをフィルターするのである。