『The Super Natural』A new vision of the unexplained の翻訳 |
私がその小説を書いてゆくにつれて、あの夜の記憶が戻って来て、小説をエイリアン伝説と結びつける一こまが出来上がったが、私の著作でそれが述べられたのはこれが初めてである。あの最初の夜、多くの異なるレベルの経験があった、そのすべてが一度に明らかになった。混乱、驚愕、そして恐怖が即座に表に出たことは、勿論である。しかしそれらの下には全く異なる何かがあった。私はそれに取り組んだ、自分の情緒に法外な結果を与えた微妙な感情を言葉で表そうとして。
私の人生は子供時代の記憶喪失に包まれているから、思い出さす為に私が運ばれた、のではない。その夜、けれども、私は、それが起きている間、私は完全に自分で自分を自由に出来なかった。恐怖と肉欲の入り混ざった感情は殆ど耐えられなかった。それらが混ざることはあり得なかったが、混ざっていたのだ。混ざっていなければならなかったのだ。あの夢のようなしかし激しくもがく状態で横たわっていると、これまで一度も知ったことのない類いのコントロールされているという感覚になった。さらに悪いことに、それは、魔力がかけられた救済の類いの様に感じたのである。これが私を恐怖に陥れたが、さらに悪いことに、気持ちをワクワクさせたのである。思うに、手綱を引いてブレーキをかけた時、馬はこれと同じ何かを感じているのでは。それは恐怖が降伏する時である。すると、結局愛に変ることになる受容の気持ちが現れる―動物は、害する意志はないと分って従うと、褒美がもらえる。