『The Super Natural』A new vision of the unexplained の翻訳 |
私は、熱烈な好奇心と無念さで発汗したのであるが、それらはこれまで味わった中の最大のものだった。その無念さは激しい苦痛となり、好奇心が私を狂わせたのだ。その生々しい夢の時に、私がその学校に入学したことは殆ど知らなかった。彼らは私を拒絶したのだ、おそらく、私の願いがどれほど深いものであるかを知る為に。もしその為にしたのなら、私の無念さによって、私が準備ができていることは彼らに伝わったことになる。
けれども、私はその場の近くにはどこにもいなかった、もはやいなかった。私は小さなアパートにいた、窓から忍び込むマンハッタンの夜のざわめきと共に。私はリビングに行って細長い台所で水を一杯飲んだ。それからダイニングテーブルに座り声を立てずに泣いた。
青い人間達と次に出会ったのはアパートから8番街を横切ったところ、アンと私が『売春店』と呼ぶ様になった妙な小さい店の前だった。私達がそう呼んだ理由は一人の若い女の子が夕方になると恥ずかしげに窓辺に座ったものだったからである。彼女は濃い赤のカーテンを背後にして固い背もたれ椅子に座ることになっていた。時々、その椅子には誰も座っていないことがあったが、その時は私達はカーテンの後ろで何が起きているんだろうと冗談に話したものだ。
その夜、私達は15番街にある Doubleday の書店から戻っていた時に、売春店に何か奇妙なことが起きていることに気がついた。あの椅子がひっくり返されてカーテンは激しくパタパタはためいていたのである。私達が見詰めていると、驚いたことに、ちっちゃな青い小人達が走って外へ出て行って、それから再びカーテンの後ろに飛び込んでいた。そうする度にしばしば、スーツを着た人間の足または腕あるいは肩が現れようとするが、青い人間達に引き戻されるだけだった。
私達はちょっとの間この奇妙な見せ物を見詰めながらそこに立っていたが、しだいに不安な気持ちになった。私達は8番街を歩いて横切り我が家に帰った。それ以来私達が引っ越すまで、二人ともその売春店の前を通るのを避けたのである。
私達は何回もその出来事について議論したが、一体何を見たのかについては決して分らなかった。私がそれを自分の夢、あるいはサンアントニオの両親の家で私が一目見た不思議な者、と関連づけるまでには何年も経っていた―実際、あの1985年の前代未聞の秋に私が再びコボルド達と出会い始めことになるまでの長い間。