『The Super Natural』A new vision of the unexplained の翻訳 |
しかしある事が一人以上の人によって目撃されたからといっても、それが理解されることを意味しない。Jeff が指摘する様に、「存在するものが」偶々住んでいる状況だったのであれば、目撃されたことは理解され得る、しかし目撃された事が、空飛ぶ円盤やエイリアンの存在が過去の解釈以上に全くの真実になることを意味しない。いろいろな時に、私は自分が知覚し経験していたことは多くの違ったことだと自信を持って考えていた。しかし、エイリアン、次元の間に住むもの、別種の地球にいる知的存在、幽霊、神々、タイムトラベラー、脳の発作の影響 (このリストは長いが) といったような説明はすべてある面または別の面で不満足または不完全なものだった。例えば、エイリアンであるがエイリアンではない。幽霊は何かの反射のように現実だが幻である。今ある理論と仮説を越えて捜すことは可能である。もっと広い現実の要素を―断片的なものであるにしても―知覚対象に取り入れて、我々はその広い状況で暮らしていると理解することが可能になる。これだけではなく、コンタクトすることにより、超越的存在となっているものから恐ろしい程危険な存在のものまで、そしてその間に隠れているあらゆる種類のものに渡って広がっているところの多数の違うレベルにいるもの達に申し込むことによって、この物質界に浸透することで、『それ』は我々に応答出来るしまた応答することになろう。それを何か還元主義構造とか他の構造にしてしまおうとしない限り、学ぶ事ができるものは非常にたくさんある―しかも、率直にいえば、面白さを味わされることが、特に危険な事を好む時に、非常に多い2 。
2訳註 この記述は Carlos Castaneda の師匠・sorcerer Don Juan の話した事とだぶります。Carlos Castaneda の本をお読みになれば分りますが、違う立場 (古代メキシコ文明から連綿と続いていた Don Juan の系統の sorcerers の立場) から伝えられた『現実の世界』は驚異的です。その『現実の世界』は Whitley 氏がここで記す『より広い世界』と同様で、我々はそのより広い世界に住んでいるのであって、我々が現に見ていると思い込んでいる『物質的世界』は幻であると繰り返し言われています。Carlos Castaneda 自身その世界の一部を実地体験させられています。