『The Super Natural』A new vision of the unexplained の翻訳 |
この広い傘の下に、例えば、我々は以下のことを見いだしている: 数千年も古い民話の潮流、特に妖精伝説の中の誘拐や別世界と云った具合の傾向、それは
Jacque Vallee によって指摘されて有名になった; 睡眠が出来なくなる生理学的状態や私の同僚 David Hufford の名づけた『supernaturalassault 超自然の者からの襲撃』; カトリック教会の伝説的要素や今日の福音主義12にある悪魔学と天使論; 多様な古代のグノーシス主義13 や近代初期の秘教的教え; もっと最近の神智学14 やニューエイジ15信仰そしてチャネリング16の実行 (意義深いことには、1950年代の、UFO と初めてコンタクトした人達の社会が、「channel 非物質的霊的存在と交信する」という言葉を早くから医学的な透視者エドガーケーシーが使っていた17 のを、現代に使われる様になるのを手助けしたことである。) ; アメリカ情報機関の誤情報キャンペーン;
UFO 墜落は虚報であるという画策された法螺話; 少数の現代 UFO 宗教や少なくと1つあった自殺カルト(Heaven’s Gate) ; 見たところ意識を持つと思われるプラズマの様な光りの球体に遭遇した文化人達は、それを、ゴーストライダー、霊魂、魔女、そして今日の UFO と様々に解釈している; 臨死体験、それは、同じ様な意識を持つ光りのフォームと続いて起こる、近くの電磁気器具に影響を及ぼす「電気を帯びた」人間の体、これらに遭遇する経験を含んでいる; 超常現象の全範囲、特にテレパシーも含めて;気象学上や天文学上の自然現象とトップシークレットの軍事技術に関連するところの知覚に由る間違い; 軍人や政府の役人を含む個人と大きなグループの人々によって目撃された物理的物体18 を無視するのは難しい; 現代にかなり神秘的な姿を現した処女マリアについての詳細、その中には奇妙にも空飛ぶ円盤固有の挙動を再出しているものがある; 様々な種類の陶酔境、特にまわりにいる『小人』達や DMT
(dimethyltryptamine) によって引き起される超次元の『エルフ(いたずらな小妖精《体の小さな美しい妖精; しばしば隊を作って森丘荒野に住むと想像されている》研究社新英和大辞典第6版
)』達、そしてアマゾンの(幻覚誘因補助として)ayahuasca を使うシャーマニズム; また文字通り―これは誇張ではありませんよ―何十万人もの個人がコンタクトや誘拐を経験したこと、それはしばしば寝ている時に、またしばしば露骨な程性的に、経験されている。
12 (Evangelicalism) 聖書中心のプロテスタンティズム的思想。 広辞苑第六版
13《初期キリスト教会で異端とされた一派の説; 元来, 霊知 (gnosis) を根本主張とするギリシャ東洋の諸思想を混合した宗教思想で, 一時キリスト教会で優勢を見る》研究社新英和大辞典第6版
14《神秘的直観によって自然の奥底に徹し, 神の啓示に触れようとする宗教的立場》研究社新英和大辞典第6版
15《1980 年代以降の新しい思想的潮流; 西洋の合理主義的価値観文化を批判し, 宗教哲学医学環境占星術などの分野で生じた全体論的精神主義的傾向を指す》研究社新英和大辞典第6版
16 《非物質的霊的存在との交信》研究社新英和大辞典第6版
17J. Gordon Melton, Encyclopedia of Occultism and Parapsychology ( Detroit: Gale Group, 2001), 269. エドガーケーシーは1920年代と30年代に既に「channel」という言葉を使って彼がしていること (この歴史上の事実を、Mitch Horowitz を通じて Kevin Todeschi から私に教えていただいたことに感謝する) を記している。勿論、誰であろうとその人を言葉の創作力をもっていると信じたいが、現代のチャネリングは、人間の歴史の中に、予言者、吟遊詩人、シャーマン、霊媒、預言者、お告げ、憑依といった様々な形の中で無数の超能力的前例がある―人間は二人から構成されているということである。
18Leslie Kean, UFOs: Generals, Pilots, and Government Officials Go on the Record (New York: HarmonyBooks, 2010). この書は John Podesta、クリントン大統領 (1998-2001) のスタッフの4番目のチーフの序言から始まっているが、嘗てのグリーンベレー (Green Beret combat) のヴェテラン軍人、ロスアラモス国立研究所 (Los AlamosNational Laboratory) のプロジェクトマネージャー、そして国家情報諮問会 (National Intelligence Council)と CIAの顧問、による別の挑発的処置については、John B. Alexander, UFOs: Myths , Conspiracies, and Realities ( NewYork: St. Martin’s Press, 2011 ) を見よ。これらの著者達は共にあらゆる誤情報と法螺話の前後には本当の現象がベースにあると強く主張している。