2015年 10月 20日
HAMLET' S MILL の翻訳(『THE KEY』に関連して)#27 8 |
翻訳続き#278
ソクラテス:
『分別ある人なら、私が説明した事がすべて間違いないと断固肯定すべきではないよ。しかしね、我々の魂やそれらの居住地の特徴は私が説明した通りであるかまたはそれに非常に近いものなのだよ、魂は死ぬ事はないと証明される以上ね—魂が不死であることは、持つに極めて相応しい信仰、しかも人間が命を賭けるべきものだと思うよ:命を賭けるに十分値するからね。そうして、これらの事は自分に何度も何度も呪文のように復唱すべきだね、私が今物語りをこれほど長い時間を費やして述べたのは正にそうしてもらうためなのだ。』
『以上の道理があるから、生涯の間、善をするよりも傷つけることを多くすることに無縁でありながら肉体上の楽しみや身体を飾ることを拒否し、学ぶ楽しみに集中して魂に相応しい飾りを自己の魂に着けていたならば、自己の魂に関して不安を持ってはならぬ。適切な、節制や正義そして勇気と自由さらに真実、を続けて、こうした準備によって、別世界への旅になる時を待つべきなのだ。君達、Simmias と Cebes そしてそれ以外のすべての諸君に関しては、後で、定められた時に、幾つかの旅をすることになろう;しかし、私の場合は、悲劇のなかの登場人物が大袈裟に語るようだが、運命の神がもう私を召還しているのだ;だから殆ど体を洗い清める時になっている。毒を飲む前に入浴するほうが良いと思う、そうしたら係の女性に死体を洗わせる手間をかけることはないからね。』
by bbex243054
| 2015-10-20 09:43
| 科学
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