2015年 08月 31日
HAMLET' S MILL の翻訳(『THE KEY』に関連して)#161 |
翻訳続き#161
ジャワ島にあるボロブドゥール(訳註 インドネシアの Java 島中部にある 8 世紀建造の仏教遺跡。研究社新英和大辞典第6版)の威厳ある寺院からインドの風景に点在する優雅な仏塔までを組織的に配列して、7つの天、7つの段、7つの水平面を、思いださせるものが広がっている。Uno Holmberg はこう言っている:『この7つのパターンの水平面は(アルタイ語族の一つで、トルコ語、アゼルバイジャン語、トルクメン語、ウズベク語、キルギス語、ヤクート語などを含む)チュルク語派の言語を話す民族の人々が考案したとは殆ど想像もできない。探求者にとっては、このように変化する水平面を支配する神々の起源に謎はない、何故ならそのような水平面は、7つに重層する星の軌道を支配する、バビロン(訳註 古代バビロニアの首都; 現在のイラク Baghdad の南, Euphrates 川の近くにあった; その壮麗さと文化において比類のない都であった; 後にカルデア帝国の首都。研究社新英和大辞典第6版)の惑星の神々を指していることは明らかだからである(『原註略』)。』これは、数年前 Paul Mus によって考慮された結論でもある。幾つかの空と地下世界という観念を自然の、だから原始的なものだと考えたのは、この2世紀の間で起きた歴史の概観を曲げる嘆かわしい馬鹿げた誤りだった。それは、言語学者達や東洋学者達が占星術を全く想像することもしなかった、あるいは占星術の基本すら知らなかった事実から起こったことなのだ。彼らが占星術の知識をまぎれもなくにおわしているなにかを見つけていたら、彼らはそれが、『論理以前の考え』かそのようなものの下には何かあるとねらいをつける、一つの手段であることに気がつくことになっただろうに。
by bbex243054
| 2015-08-31 16:08
| 科学
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