2015年 08月 16日
HAMLET' S MILL の翻訳(『THE KEY』に関連して)#118 |
翻訳続き#118
直ちにゼウスは稲妻を、輝くオリンポスから、雲一つない高いところから、送った;そこでオデュッセイアは良きしらせと喜んだ。そのうえ、一人の女、臼を挽く者、から予兆の言葉が発せられた、羊飼い達の臼の有る建物の中から強い声で。そこでは手回しの粉挽きで12人の女達が皆せっせと仕事に励んでいた。大麦と小麦で食事を作り、男達に活力を与えていた。さてその12人のうちの一人を除いた11人の者はすべて眠っていた。というのはその11人は粉挽き仕事を終えていたからだが、ただ一人だけはまだ休んでいなかった、一番力がなかったので。その彼女が臼の持ち場に留まり、今、主神に向けた言葉『epos phato sema anakti』を一言喋ったのである。
『神々と人間を支配する主神ゼウスは、雲一つ見られない星空から大きな音とともに稲妻を投げて下さった:これは、少数の人間に示されるゼウスの前兆の知らせに間違いない。今成し遂げますゼウス様、たとえ我が身が惨めになろうとも、私は祈ります。この日が、求愛者達がオデュッセイアの広間で響宴をする最後の時にならんことを!挽いた小麦の食事をしようと、私から無慈悲な戦闘の足を緩めた者達よ、貴様達には今最後のスープを飲み干す時にならんことを!』
by bbex243054
| 2015-08-16 11:20
| 科学
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