2015年 08月 01日
HAMLET' S MILL の翻訳(『THE KEY』に関連して)#76 |
翻訳続き#76
古代の宇宙学のキーワードに戻りましょう:『flat earth』という言葉は、いまなお我々の社会の縁に影響を及ぼしている、少数の托鉢の伝道者の外見でコロンブスの人生を惨めにした、『地球は平坦である flat-earth』という狂信者達の妄想にはどう考えても対応しないことが分れば、『true earth』(あるいは『the inhabited wo-
rld』)という名前は、古代人が我々の使うジオイド(表面を全部平均海面と見なした地球の形)を表していたとはどう考えても思えないことが分るのである。同様に、ドゴンの人の言っている黄道帯にあてはめて考えれば、それは、黄道から左右24度の、この世界の『本当の住民 true inhabitants』、即ち、惑星達の軌跡のことをいっているのである。それは、振動と渦巻、さらにまた非常に初期の時代からよく知られている、太陽や月を飲み込むことによって食を引き起す『竜 dragon』からなっている。
黄道帯には、その年の4つの季節を支配する4つの重要な点がある。それらは、実は、キリスト教の典礼では特殊な精進日と印のついた『四季 quatuor tempora』なのである。それらは二つの至点(冬至と夏至の点)と二つの分点(春分点と秋分点)に対応している。至点とは太陽が、冬で一番低くなる点と夏で一番高くなる点の両点で引き返すことである。春と秋の二つの分点は、昼と夜が同じ長さになるように一年を半分にカットする点である、なぜならそれらは赤道と黄道の交差する二つの点だからである。これら4つの点が『quadrangular earth』と呼ばれた物の4本の柱あるいは角を構成したのである。
by bbex243054
| 2015-08-01 14:36
| 科学
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