2015年 07月 17日
HAMLET' S MILL の翻訳(『THE KEY』に関連して)#36 |
翻訳続き#36
家に戻ると、Kullervo は生きている人が誰もいないことを知る;みんな死んでいた。彼が母の墓で嘆き悲しむと、彼女が目を覚まし、
そして地面の下で答えた、
『まだ黒犬が生きているよ、Musti だよ、
彼と一緒に森に行きなさい、
お前の側に付き添わせて行くんだよ。』
その雑木林には青色の、森の乙女達が住んでいる、そして母は、彼女らに好かれるように努めることを彼に勧める。Kullervo は黒犬を連れて森の中に入るが、彼の妹を辱めた所を偶然見つけると、絶望に圧倒されて自分の剣の上にわが身を投げる。
ここにおいて遂に他の物語でははっきりしないままだった核心部分がはっきりと明らかになる。ハムレットが償わねばならない罪になっているのである。Kullervo と彼の妹が知らずに行った血族相姦のために自殺したという知識が、Saxo においては、未熟な王子が『彼女がたまたま子供のときから彼の乳兄妹であり遊び友達であったから』彼を裏切らない少女に、実際は、愛の手ほどきをうけた事実を思い浮かばせる。このことは、あたかもSaxo はそこに彼のわからなかったテーマをすでに見つけていたかのように、わざわざ仕組んだかに思われる。このテーマはアーサー王においてははっきり現れる。、それは曖昧でとらえどころがないが、シェークスピアにおいては全く遥かに厳然たるものになっている。ハムレットは、彼の窮地のときに自ら縁を切ったように、彼の真の愛を断念しなければならないのである:
『おまえ尼になれ。なにゆえ、おまえは罪人どもの子種を持とうとするのか?・・・天と地の間には行き場がなくなるような、そんな奴らに俺をさせるのか?我らは大悪党だ;誰も信じるな。おまえのとる手だては尼になることなのだ。』
劇中劇で、王子は気質が変わり自由になった感覚になる:
姫様、私があなた様のお膝の横になれと?
いけません、吾が姫君様。
えっ、私の頭をあなた様のお膝の上にとおっしゃるのですか?
おやおや、吾が姫君様。
私が野暮なことをするとお思いですか?
そんなことはいたしません、吾が姫君様。
メードの脚の間に横になろうと思うのが妥当というものですよ。
何かあるのか、ですって?姫君様。
何もございませんよ。
by bbex243054
| 2015-07-17 15:08
| 科学
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