2015年 07月 16日
HAMLET' S MILL の翻訳(『THE KEY』に関連して)#31 |
翻訳続き#31
Kalevala では、Untamo は次に Kullervo にフェンスを作るように命令する。
Kullervo は、全体は松、もみ、トネリコの樹からそれを作る。しかしその出入り口は作らなかった。そうしてこう告知した:
鳥のように育てられない者は、
両翼なしでは空に舞うことは出来ない、
決して出来ないように、そこを通過して横切ることが、
Kalevro の息子のフェンスの上をこえて!
Untamo は後戻りさせられる:
入り口のないフェンスがここにある・・・
天まで届くようにフェンスが作られている、
正に雲のところまでまっすぐ立っている。
【原註 この部分は、新しい都市のあたりに矢を引いてそこを飛び越えて レムスを殺す ロムルスに関する話に由来するものと同じである。(訳注【ローマ神話】 《ロムルスは、ローマの建設者で初代の王; レムスと共に Mars の双生児として生まれ, 生後間もなく 2 人とも Tiber 川に捨てられたが 雌オオカミに哺育され, さらに牧羊夫によって養育された; 後に, レムス と争いこれを殺害した。リーダーズ英和辞典第3版》)
ローマの伝説では、そういう殺人は道理がないのである。このキーとなる事象をここで追求しなければ、我々は、フィンランドでは石の迷宮・ラビリンス(英語では『Troy town』)は巨人のフェンス、そしてまた、聖人ペテロのゲーム、エルサレムの廃墟、巨人の通り、石のフェンス(see W. H. Mattews, Mazes and Labyrinths, p. 150)、と呼ばれているといいたくなる。ところが、アル ビルーニ(Al-Biruni)が、Lanka 、即ち ラーマ(訳注【インド神話】 《Vishnu の第六・七・八化身 (Par-
ashurama, Ramachandra, Balarama) の総称; 特に, 第七化身とされる; 叙事詩 ラーマーヤナ の主人公のこと。研究社新英和大辞典第6版》)とハヌマン(訳注【インド神話】《Ramayana で活躍する猿の神。研究社新英和大辞典第6版》)によって征服された Ravana の迷宮を論じる時は、イスラムの国ではこの『迷宮のような要塞は Yavana-Koti、ローマのことだとしばしば説明されているが、と呼ばれる』と所見を述べている(「原註略」)。】
by bbex243054
| 2015-07-16 09:10
| 科学
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